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レネ・ゲイヤー renee geyer
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レネ・ゲイヤー renee geyer profile

酸いも甘いも知った本物のソウルシンガー。生き方そのものが破天荒、そして自由

「彼女の歌声はライブハウスの外に漏れるかすかな歌声で、人生に疲れ路上で酔いつぶれた物乞いさえ泣かせ、その涙がとぎれる事がない」
これほど強烈に自己を完結出来る女性はいない。人生そのものがブルースであり、ロックであり、ソウルである。現代女性に多くのインスパイアーを与え、女性の未来像をしめす大物シンガー彼女の歌声は涙がとぎれる事のない大きな感動を与える。
カヴァー曲「It's Man's Man's World」を本家James Brown(ジェームス・ブラウン)をしのぐ感情移入で赤毛の白人女性が1970代から歌い続け、アメリカの黒人やオーストラリアの白人層に衝撃を与えて来たRenée。残念ながら日本では同時期に音源が紹介されず機会は失われたが、その抜群の歌唱力、白人女性とは想像すらつかない独特の声音、ステージパフォーマンス、そして何よりもソウル音楽を歌うに辺り最も大事な人生観、生き様を彼女ほど強烈で、鮮明、ソウルフルに歌うアーティストはいない。
彼女の卓越した精神力と音楽に対する情熱が時代を引き寄せたのであり、その生き方は多くの女性達にも影響を与えている。
現代の日本女性が自立と自由を未だ封建的慣習が残る日本で試みるのと同じように、想像を絶する白人優位社会で黒人音楽を堂々とその自由な人生観と共に歌い続け、人々に認知させた実力、パワーは多くの日本人に衝撃を与えるだろう。彼女は最も円熟したソウルを歌える時期を迎え、まさに女性版JBから更に飛躍し、新たな世界観を作り上げ見事な完成度となる。

白人がソウルを歌うには早すぎた・・・

1970年代前半にジャズバンドにボーカリストとして加わり、歌手としてのキャリアをスタート。バンドを渡り歩き、1974年、Renéeは初のソロアルバム『It's A Man's Man's World』を発表。ジェームス・ブラウンの曲をカバーしたナンバーは、初のシングルヒットとなり、1976年には「Heading In The Right Direction」がヒットチャートの20位内入りとなる。1976年発売のアルバム『Moving Along』とシングルカット曲「Stares and Whispers」は彼女最大のヒットを記録し、ラジオで頻繁に曲が流れた事もありアメリカでも注目される。
契約していたRCA社は、アメリカでのアルバム発売に当り、黒人的な印象を与える歌声と白人である彼女の姿とのギャップを恐れ、知名度が上がるまでは経歴を隠し写真をジャケットに使わないよう進言するも、これを、頑固で直情的なReneeはまやかしと受け取り、後に彼女自身が言うところの「私のデカい赤ら顔」が載った写真をジャケットに使うよう押し通した。こうしてアルバムは発売されたが、レコード会社が憂慮した通りアメリカでの彼女に対する興味はすぐに沈静してしまった。この出来事からReneeは音楽産業の難しさを痛感し、自分の昏迷さを反省した。後の数年間、彼女はロサンゼルスでセッション・ボーカリストとしてキャリアを積むこととなる。
オーストラリアに戻ったRenéeは1980年にMushroom Recordsと契約しアルバム『So Lucky』を発売。 長らく身につけていたブルースやジャズだけでなくサルサやレゲエを取り入れたものだった。シングルカットされた「Say I Love You」はオーストラリアチャートのベスト5入りし、彼女の最大のヒット曲となる。
その後はStingのアルバム制作などに加わり、1999年にソロアルバム『Sweet Life』を発表。続く『Tenderland』は初めてARIA Awardにノミネートされる。
彼女の歌唱力は多くの大物アーティストからも絶賛され、スティング (Sting)、チャカ・カーン(Chaka Kahn)、ジョー・コッカー(Joe Cocker)、ボニー・レイット(Bonnie Raitt)、ジャクソン・ブラウン(Jackson Browne)等多くのアーテイストと共演し未だ世界中からオファーが絶えない。

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